町田ゼルビアは1月8日、水戸ホーリーホックへ期限付き移籍していたMF黒川淳史が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱すると公式発表。移籍先に注目が集まるなか、一部からポルトガル行きの可能性が指摘されている。
現在26歳の黒川は、2016年に大宮アルディージャのトップチームに昇格すると、水戸への期限付き移籍を経て2022年にジュビロ磐田で完全移籍。ただJ1リーグ戦8試合の出場に終わると、わずか1年で町田へ完全移籍。その町田でも出場機会に恵まれず、2023シーズン途中の期限付き移籍により大宮へ復帰。2024シーズンは再び町田の一員として開幕を迎えたが、J1リーグ戦で出番ゼロ。2024年3月に水戸へ復帰すると、J2リーグ戦15試合の出場で2ゴールを挙げた。
黒川の去就について、Jリーグの情報を専門に扱う『J.League France』はエージェント会社『SHOW DE BOLA LTD』が同選手を顧客に持っていることを紹介した上で、「エージェントとの関係を踏まえると、ポルトガル2部のUDオリヴェイレンセが黒川の新天地になるかもしれない」と予想。「このエージェントには、『ONODERA GROUP』の保有クラブ(横浜FCなど)でプレーする選手、それにかつてそのグループの保有クラブでプレーしていた選手との関係がある」と指摘している。
ただ『SHOW DE BOLA LTD』の公式サイトによると、同社はDF小池龍太(鹿島アントラーズ)やFWジェアン・パトリッキ(ヴィッセル神戸)など、一部選手は『ONODERA GROUP』の保有クラブとは縁のない選手も顧客に持っている。それだけに、現時点では黒川の移籍先がUDオリヴェイレンセだと断定することはできない。
なおUDオリヴェイレンセには、2023/24シーズンまで元日本代表FW三浦知良(現アトレチコ鈴鹿クラブ)が在籍。2024/25シーズンはポルトガル2部第17節終了時点で最下位に沈んでいる。
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