ベルギー2部スポルティング・ロケレン所属の元U17ウクライナ代表DFデニス・プリチネンコに、Jリーグクラブからオファーが届いている模様。J2昇格クラブのFC今治が同選手の獲得に動いた可能性もあるという。
現在32歳のプリチネンコは、身長189cmで右利きのセンターバック。出身地であるドイツやスコットランドなど、欧州複数クラブでのプレーしているが、ベルギー1部KベールスホットVA時代にはFW鈴木武蔵(現横浜FC)とチームメイトに。2021年夏から3年間在籍していたベルギー2部KMSKデインズでは、DF宮本優太(現京都サンガ)とともにプレーしていたが、2024年12月にロケレンへ移籍している。
ベルギー紙『GVA』が1月9日に伝えたところによると、同選手は「カザフスタンやデインズの元CEO(最高経営責任者)が現在関わっている日本のクラブへ行くことも可能だった」などと、ロケレン移籍の裏側を告白。日本、カザフスタン国内クラブからのオファーを拒否していたという。
デインズは2022年、小野寛幸氏が最高経営責任者(CEO)を務めるACAフットボール・パートナーズ(ACAFP)に買収されたものの、巨額負債を抱えたことで話題に。2024年10月にはACAFPから欧州を拠点とする投資家へ株式譲渡も、11月15日までに選手等への給与の支払いが完了しなかったことにより、チーム解散となっている。
そのACAFPは2023年3月、FC今治と包括的業務提携契約書を締結。今治の公式サイトでは「ACAFPが持つグローバルネットワーク構築などのノウハウと、今治.夢スポーツの保有する『岡田メソッド』事業のノウハウを共有の上、メソッド事業をアジアで共同展開することを目指し、協力・連携する予定です」と記されている。
この両者の業務提携を踏まえると、プリチネンコのコメントにある「デインズの元CEO(最高経営責任者)が現在関わっている日本のクラブ」は今治である可能性が考えられる。
なお今治はFWマルクス・ヴィニシウス、FWウェズレイ・タンキと2025シーズンの契約で合意した一方、GKセランテスら外国人3選手が退団。韓国1部FCソウルの下部組織からDFイ・ヨンジュンを迎え入れたが、外国人選手の補強が続くかもしれない。
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