タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドは1月6日、タイ代表MFジャルンサック・ウォンコーンをパートナーシップ提携先であるセレッソ大阪へ期限付き移籍により放出すると公式発表。現地メディアが同選手や、愛媛FCへの期限付き移籍が決まった元浦和レッズ所属MFエカニット・パンヤの契約内容について報じている。
現在27歳のウォンコーンは、身長167cmで右利きのサイドアタッカー。タイ1部サムットプラーカーン・シティFC在籍時に2桁アシストをマークするなど、石井正忠監督もとでブレイクすると、2021年には清水エスパルス、鹿島アントラーズ、V・ファーレン長崎、モンテディオ山形からの関心がタイ国内で報じられるなど、以前からJリーグ移籍の可能性が取りざたされていた。
タイ紙『タイラット』が6日、ウォンコーンはC大阪加入をうけて「C大阪の新しい一員になれたことを、とても嬉しく、幸せに感じている。人生で一度は日本でプレーしたいという夢をずっと持っていた。そしてチャンスが来たとき、迷うことはなかった。出場機会の多さ少なさにかかわらず、つねにピッチでベストを尽くすし、100%以上の準備をするよ」と語ったという。
パトゥムからはウォンコーンの他に、エカニットら3選手がJリーグクラブへ移籍。『タイラット』は「ウォンコーン以外の選手については、(愛媛や奈良クラブへの期限付き移籍中も)パトゥムが年俸を負担する。ウォンコーンのみ、移籍先のクラブが全額負担する」と、契約内容の一部を伝えている。
なおタイメディア『サイアムスポーツ』が6日に伝えたところによると、ウォンコーンの期限付き移籍期間は2025シーズン終了後までとのこと。石井氏や元パトゥム指揮官の手倉森誠氏など、日本人監督の指導を受けたタイ代表サイドアタッカーの将来に期待がかかる。
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