キプロス代表FWピエロス・ソティリウは契約満了により、2024シーズン限りでサンフレッチェ広島を退団。Jリーグクラブからの関心が報じられるなか、1月5日に新天地が決まっている。
同選手の移籍先候補については、キプロスメディア『Thema Sports』も2024年12月10日に「キプロス国内の複数クラブがソティリウの獲得に興味。APOELニコシアが有力候補だ」「ソティリウは欧州で新天地を探すことになるが、日本国内クラブも彼に関心を寄せている」と報道。
本人が複数クラブからオファーが届いていることを認めると、現地ではJリーグクラブへの移籍を検討している可能性も取りざたされたが、キプロスメディア『ガゼッタ』は1月3日に「APOELニコシア移籍で合意間近。まだ契約は成立していないが、本人は古巣復帰に前向きだ」と伝えていた。
するとAPOELニコシアは5日、ソティリウの再獲得を公式発表。両者は2028年6月までの3年半契約を結んだという。また『ANT1』によると、同選手は家族の事情を考慮して、母国復帰を決断。「キプロスでプレーする場合、APOELニコシアが唯一の選択肢だった」と報じている。
現在31歳のソティリウは、ブルガリア1部ルドゴレツ時代に絶対的ストライカーとして活躍した後、浦和レッズからの関心が報じられる中、2022年8月に広島へ完全移籍。来日1年目にYBCルヴァンカップ決勝のセレッソ大阪戦で2ゴールを挙げ、優勝に大きく貢献も、2023シーズン以降は何度も負傷離脱。2024シーズンにリーグ戦25試合の出場で8ゴール2アシストをマークも、9月以降は元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアらにレギュラーの座を明け渡していた。
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