柏レイソル所属のブラジル人MFマテウス・サヴィオは、以前から浦和レッズ移籍が決定的と報じられているが、浦和は元横浜F・マリノス監督のケビン・マスカット率いる中国1部覇者・上海海港と争奪戦を繰り広げていた模様。柏に巨額の移籍金を支払うことになるという。
中国メディア『捜狐』は2024年12月30日、上海海港の補強戦略を特集。「元ブラジル代表MFオスカルの退団に備えた計画」として、サヴィオや横浜FM所属FWヤン・マテウスの獲得を検討していたことを伝えている。その中で、サヴィオの去就について「コーチングスタッフが数カ月前から注目していたトップターゲットだったが、浦和が高額オファーを提示。結局、浦和が契約解除金満額を支払う形で獲得した」と綴っている。
一方でサヴィオ本人は2024年3月、ブラジルメディア『グローボ』のインタビューに応じた際、柏との契約を2026シーズン終了後まで残していることを明言。年俸額や契約解除条項の有無には言及しなかったものの、ネット上では残りの契約年数を踏まえて、高額の移籍金発生を予想する声が挙がっていた。
現在27歳のサヴィオは、2019年7月にブラジル1部CRフラメンゴから柏へ移籍。加入当初は外国籍選手との出場枠争いを繰り広げていたが、直近2,3シーズンにわたり主力選手として活躍。2023シーズンにJ1リーグ31試合の出場で7ゴール10アシストをマークすると、2024シーズンは全試合出場で9ゴール7アシスト。チームのJ1残留に大きく貢献した。
なお浦和はFIFAクラブワールド2025への参戦により、参加賞金として80億円規模の収入を得る可能性が。2024年12月5日に行われたクラブW杯の抽選会で、元名古屋グランパス、アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏が浦和関係者から聞いた話として、「彼らは来年もっと強くなること、移籍ウィンドウで補強することを約束した」と語っていただけに、この冬の大型補強が期待される。
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