2024年のバロンドール受賞者でマンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリが、バロンドールを5度受賞しているポルトガルのレジェンドであるFWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)に対して冷静に批判を展開した。
ロナウドは、12月27日にドバイで開催されたグローブ・サッカー・アワードで、2024年のバロンドールの結果について「私(ロナウド)の意見ではビニシウスはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で優勝し、決勝でもゴールを決めた。しかし、彼らはロドリに賞を与えた。彼もそれに値するが、私はビニシウスに与えるべきだったと思う。これは不公平だと、この場で皆さんにいっておこう」と、異を唱えた。
これにロドリはスペインのメディア『AS』のインタビューで反応し、「正直な感想として驚いた。ロナウドほどバロンドールの仕組みを理解している人はいないはずだ。2024年度はジャーナリストが私を選んでくれたが、かつて彼を選んだのも同じ過程だったはず。その時は納得していたはずだ」と述べた。
ロドリの言葉は、ロナウドの発言に直接的な反論というよりも、バロンドールの選考プロセスを再確認する冷静な指摘といえる。ロナウドに対する敬意も垣間見えるが、一方で「選考基準は一貫している」という主張がにじみ出ている。
そのロドリは今2024/25シーズン序盤9月22日のアーセナル戦(2-2)で負傷し、前十字靭帯断裂により長期離脱している。シティは彼の不在で例年では考えられない苦戦を強いられており、彼がいかにチームにとって重要な存在であるかが浮き彫りとなっている。
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