Jリーグ ヴァンフォーレ甲府

J2甲府の提携先。元福岡・FC東京・清水の篠田善之が中国2部監督に就任

篠田善之監督 写真:Getty Images

 中国2部降格の南通志雲は1月1日、篠田善之氏の監督就任を公式発表。同クラブは2024年にヴァンフォーレ甲府とパートナーシップ提携を締結している。

 南通支雲は2016年3月に設立。2018年に2部昇格、2022年に1部昇格を果たしたが、2024シーズンは残留ラインから勝ち点7差の最下位に。同クラブのテクニカルディレクターを務めていたポルトガル人のダビド・パトリシオ氏が2024年6月からチームを指揮も、巻き返しとはならなかった。

 同クラブの監督人事を巡っては、中国メディア『網易』が12月23日に篠田氏招へいの可能性を報道。クラブが日本語と英語の通訳を公募したことが話題を呼ぶと、年明けになって同氏の監督就任が正式決定している。

 その南通は2024年11月29日、甲府との戦略的パートナーシップ協定の締結を公式発表。クラブ公式サイトには「トップチーム、育成年代の構築、移籍市場での協力、クラブ運営データの共有」などと協定内容が綴られている。

 現在53歳の篠田氏は、アビスパ福岡、FC東京、清水エスパルスを指揮。2020年から3シーズンにわたり清水のコーチを務めた後、2023年から甲府を指揮していた。その甲府では、監督就任1年目にJ2リーグで8位に。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ではベスト16入りと、J2所属クラブながらも好成績を残したが、2024シーズンは開幕ダッシュに失敗。第22節終了時点で6勝7分9敗と14位に沈むと、7月2日に解任されていた。