プレミアリーグ、リバプール所属のイタリア代表FWフェデリコ・キエーザの同クラブでの時間は終わりに近づいているのかもしれない。5-0で勝利した12月29日のウェストハム・ユナイテッドとのリーグ戦で欠場した際の、アルネ・スロット監督の発言が注目されている。
スロット監督は「キエーザは、チームに合流するのではなく、トレーニングセッションを増やした方がいいと思ったんだ」と発言。イタリアメディア『カルチョメルカート』では、この発言の真意は、同選手が未だにリーグのフィジカルに適応できていないことを浮き彫りにしたと考えられている。
怪我も重なり出場機会が得られない現状に、キャリアを活性化させ以前の調子を取り戻したいと願うキエーザは、リバプールからの移籍を考えるようになっているようだ。来る1月の移籍市場は、キエーザにとって、新たな挑戦とレギュラーとしてのプレー時間を求める好機と捉えられている。
なぜなら、イタリアの複数のクラブがキエーザのセリエA復帰に興味を示しており、ナポリがその最有力候補として浮上している。ナポリのアントニオ・コンテ監督は、この移籍交渉を承認したとも伝えられている。
また、セリエAで好調のアタランタもキエーザの獲得を検討しており、今2024/25シーズン終了後に買い取りオプション付きのレンタル移籍を提案する可能性がある。同リーグの強豪インテル、ローマ、ミランなど他の名門クラブもキエーザ獲得に乗り出しているが、彼の1シーズンあたり約750万ユーロ(約12億1,364万円)といわれる高額な年俸が大きな障壁となっているようだ。
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