Jリーグ 浦和レッズ

リンセンが浦和レッズに言及「終わったこと」勝ち点剥奪フィテッセ移籍破談も

ブライアン・リンセン 写真:Getty Images

 オランダ人FWブライアン・リンセンは、契約満了により浦和レッズを2024シーズン限りで退団。母国復帰の可能性が報じられるなか、本人が自身の去就に言及。浦和の対応についても語っている。

 オランダ1部所属クラブへの移籍熱望、同2部所属VVVフェンロとSCカンブールからオファー却下が報じられているリンセン。オランダメディア『De Gelderlander.』で12月30日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は希望の移籍先についてこう語ったという。

 「これからどんなことが起こるか、僕にはまだ分からない。日本の場合、契約更新がつねに直前になるけど、浦和からは何もない。だから、終わったことだと(思う)。もう一回ヨーロッパでプレーしたいね」

 「ヨーロッパには何か良いものがあるはずなんだ。今のところ、(欧州でプレーする可能性について)ドアを閉めるつもりはない。オランダでも良いけど、オランダのクラブはベテラン選手を歓迎しないことが多い。他の国ではあまりないことだけどね」

 また、リンセンには2023シーズン終了後にも浦和退団の可能性があったとのこと。オランダ1部フィテッセ復帰に動いていたことを明かした上で、「だけど、クラブについて徹底的に調査した結果、断念したんだ」とコメント。

 「当時、クラブは非常に深刻な危機に陥っていた。僕ひとりで危機を乗り越えることはできなかっただろう。(復帰した場合、)僕自身が奈落の底に引きずり込まれてしまう。振り返ってみると、あの時僕は正しい判断を下した。フィテッセは救いようがなかった。あの勝ち点18はく奪でもね」と、同クラブが2024年4月にオランダサッカー連盟が定めるライセンスの要件を満たしていないとして、勝ち点はく奪処分を受けたことにも触れた。