リーグ・アン パリ・サンジェルマン

バルセロナ退団危機のオルモをPSGが注視?指揮官が高評価

ダニ・オルモ 写真:Getty Images

 今夏に10年ぶりにバルセロナ(スペイン1部)へ復帰したスペイン代表MFダニ・オルモ(26)だが、シーズン後半戦もプレーできるかは不透明となっている。そのなかで、他クラブからの関心が強まっているようだ。

 バルセロナ下部組織出身のオルモはディナモ・ザグレブ(クロアチア1部)でプロキャリアをスタートさせると、ライプツィヒ(ドイツ1部)でのプレーを経て、今夏にバルセロナへ帰還。卓越したボールコントロールと高いシュート技術を武器に負傷離脱がありながらも、ここまでのラ・リーガ11試合に出場して5ゴールを記録している。

 そんなオルモだが、バルセロナがサラリーキャップを超過しているためシーズン後半戦に向けて選手登録ができず。31日までに選手登録を終わらせる必要があるなかで、バルセロナは第10商業裁判所にラ・リーガを相手取って訴えを起こし、暫定措置での選手登録を認めるよう求めたが、これは却下されてしまった。

 スペイン『スポルト』によれば、この状況を注視しているパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)は具体的な動きは見せていないものの、オルモの獲得に興味を持っているとのこと。PSGを率いるルイス・エンリケ監督は日本代表とも対戦した2022年のカタールワールドカップでオルモに重要な役割を与えるなど、高く評価しているという。

 なお、バルセロナはオルモの選手登録を諦めておらず、カンプ・ノウののVIP席を今後20年間カタールの企業に売却する予定で1億2000万ユーロ(約197億5000万円)だという。この資金が状況を打開するキーポイントになりうるようだ。