Jリーグ サンフレッチェ広島

広島DF荒木隼人獲得の可能性も?シントトロイデン会長「交渉続けている」

荒木隼人 写真:Getty Images

 シント=トロイデンVV(STVV)はGK小久保玲央ブライアンやMF藤田譲瑠チマなど、パリ五輪の日本代表選手を抱えるなか、ベルギー1部リーグで15位と苦戦。負傷離脱中の日本代表DF谷口彰悟にかわるセンターバックとして、サンフレッチェ広島所属DF荒木隼人を獲得する可能性が報じられるなか、STVVのデイビッド・ミーカーズ会長が即戦力獲得を明言した。

 谷口が11月8日のリーグ戦でアキレス腱を断裂して以降、リーグ戦で1分4敗と失速しているSTVV。同クラブの補強については、ベルギー紙『HBVL』が12月17日に「STVVは2025年1月の移籍ウィンドウで補強したいと考えている。すでに2人の名前が挙がっている」とした上で、荒木をリストアップした可能性を伝えている。

 守備陣強化の必要性に迫られるなか、ミーカーズ会長は12月26日、現地メディア『TV Limburg』の番組に出演。選手名こそ挙げなかったものの、クラブの補強計画についてこう語っている。

 「我々は新戦力の獲得にむけて本格的に動いている。何人か獲得するのは間違いないし、獲得交渉を続けている。(この冬に獲得する選手は)即戦力でなければならない。必ず1月に必要な補強を行う。そして現有戦力を1月に売るつもりはない」

 なお現在28歳の荒木は、ガンバ大阪や広島の下部組織、関西大学を経て、2019年に広島へ加入。プロ1年目からリーグ戦で24試合に出場すると、2020シーズン以降も主力センターバックとして躍動。2024シーズンは6月頃に負傷で戦線離脱を余儀なくされたが、それでもリーグ戦27試合でスタメン出場。広島の上位躍進に大きく貢献した。2024年4月にも、STVVやスタンダール・リエージュなど欧州複数クラブからの関心が報じられていただけに、すでに移籍交渉が進んでいる可能性も考えられる。