日本代表キャプテンのMF遠藤航が所属するリバプールは、今2024/25シーズンの序盤でプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の両方で首位を快走している。ユルゲン・クロップ前監督が退任し、新たに指揮を執るアルネ・スロット監督には厳しい船出が予想されていたが、チームは期待を大きく上回るパフォーマンスを発揮している。
スロット監督はリバプールの優れた選手層を引き継ぎながらも、いくつかの小さな修正を加え、チームをより完成度の高い形に進化させた。その中で注目されているのが、スロット監督が導入した「ホーム戦前夜はホテルではなく自宅で過ごすことを許可する」という新しいルールだ。
クラブのキャプテンでありスロット監督と同じオランダ出身のDFフィルジル・ファン・ダイクは、英紙『ザ・ミラー』のインタビューに応じ、この変更について「家で家族と過ごし、自分のベッドで眠れるのは非常に良い」と評価した。一方で、「これまでの方法もうまく機能していた」と述べ、従来のスタイルでも問題なかったことにも触れている。
さらにファン・ダイクは、スロット監督がリバプールで成功を収めている理由についても言及。オランダリーグからプレミアリーグへの移行は選手にとっても監督にとっても大きな挑戦だが、同監督は選手たちの信頼を勝ち取り、戦術面でも柔軟さを発揮しているという。特に試合中やハーフタイムでの調整力、選手間の結束を重視する姿勢がリバプールの好調の原動力となっていると述べた。
日に日に評価が高まるスロット監督。その手腕が今後のチームにどのような影響を与えるのかさらなる注目が集まりそうだ。
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