KVコルトレイク所属にはDF藤井陽也をはじめ3人の日本人選手が在籍しているが、このうちMF金子拓郎は浦和レッズへ移籍する見込み。MF高嶺朋樹にはJ2降格の北海道コンサドーレ札幌へ復帰する可能性が報じられている。そんななか、現地ではコルトレイクの現状が悲惨だと話題になっている。
2023/24シーズンのレギュラーシーズンで15位も、藤井の活躍もあり下位4クラブによるプレーオフの末に残留を果たしたコルトレイク。クラブは2024/25シーズンもフレイル・アレクサンダーソン監督に託したが、開幕から黒星が先行。第19節終了時点で5勝3分11敗と14位に沈んでおり、アレクサンダーソン監督は12月中旬に解任。18日にイヴ・ファンデルヘーゲ監督を招へいしている。
ベルギーメディア『sporza』は24日にコルトレイクの現状を特集。「過去9年間で17度も監督交代」という事実に、GKトム・ヴァンデンバーグは「それはかなり多いね」とショックを受けつつも、「僕たちは安定感を生み出さなければならない」と前を向いたという。
また『Voetbal』によると、ファンデルヘーゲ新監督は25日のリーグ戦を前に「重要な選手を何人も怪我で欠くのは残念だ」とコメント。チームの厳しい台所事情に頭を抱えているが、金子や高嶺の退団報道には言及しなかったという。
日本代表DF渡辺剛(現KAAヘント)、DF角田涼太朗(現カーディフ)など、日本人選手の獲得が相次いでいたコルトレイク。残留争い、度重なる監督交代のなか、金子にくわえて中盤の主力選手である高嶺が退団するとなれば、シーズン後半戦も厳しいものになりそうだ。
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