J2降格の北海道コンサドーレ札幌は、主力選手のMF菅大輝やMF駒井善成らに対する契約満了の通達で話題に。このうち、菅は12月24日にサンフレッチェ広島へのフリー移籍が正式決定したが、“移籍金ゼロ”による同選手の放出には道内のマスコミ関係者からも不満の声が挙がっている。
下部組織時代から札幌一筋のキャリアを歩んでいた菅は、OBの河合竜二が着用していた背番号「4」を引き継ぐなど、札幌のバンディエラになり得る存在として札幌サポーターから期待を寄せられていた。しかしJ2降格に伴う予算規模の縮小等もあり、三上大勝代表取締役GM(ゼネラルマネージャー)は12月8日のJ1最終節・柏レイソル戦前に2025シーズンの契約を結ばない旨を通達。2024シーズンもリーグ戦34試合の出場で1ゴール1アシストをマークしていただけに、ファン・サポーター等に衝撃を与えていた。
広島への加入が公式発表された後も、ネット上で「いくらJ2降格で厳しいとはいえ、菅を移籍金ゼロで手放したのは間違い」「菅の契約満了はおかしい」など不満の声が止まないなか、道内ラジオ局『株式会社FM NORTH WAVE』所属のラジオパーソナリティである二階堂ハイジさんは、公式発表直後にXでこう綴っている。
「菅ちゃん、本当にありがとう!契約満了のリリースをみたときは心の中でチームをどつきましたが、きっと個のステップアップを見据えてものだったんだね。今後のご活躍も心から期待しています。番組でもたくさん無茶振りに応えてくれてありがとうございました!また頭ワシャワシャできるその日まで!」
クラブの決定に対して「心の中でチームをどつきました」と不満を覗かせているが、この投稿には「全サポーターの心の声を言語化するハイジさんは神」「私はいまだにどつき回しています」といった肯定的なメッセージが寄せられている。
なお2024シーズンのキャプテンである札幌所属MF荒野拓馬は、12月15日放送の『荒野拓馬のGO!GO!コンサドーレ』(STVラジオ)に出演した際、菅の退団について三上GMに「必要不可欠な戦力であるはず」などと、自身の意見を伝えたことを明かしている。
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