FIFAクラブワールドカップ2025への参戦を踏まえた上での大型補強が予想される浦和レッズ。柏レイソル所属MFマテウス・サヴィオ、ベルギー1部KVコルトレイク所属MF金子拓郎の獲得が決定的とみられるなか、中国1部・上海海港を退団した元ブラジル代表MFオスカルの去就で新たな動きがあったという。
ブラジルのサッカー情報に詳しいライザ・シンプリシオ氏は12月4日に「オスカルにカタールと日本のクラブが接触」とリポート。ブラジルメディア『Bola Vip』は、一部情報筋の内容をもとに浦和からの関心を伝えていた。
一方で米メディア『ESPN』は10日、選手サイドから独自に入手した情報として「オスカルが2025年にブラジルへ戻ることはない」と報道。ブラジル1部サンパウロとの交渉破談を伝えたが、ただ同クラブ会長は獲得を諦めていない模様。ブラジルメディア『グローボ』は16日に「オスカルは家族の決断により、ブラジル国内でプレーしないことを明らかにしている」と、家族の意向が去就を左右するとの見方を示していた。
ブラジル復帰は完全消滅したかと思われたが、ここに来て事態が急変。『ESPN』は22日に「オスカルが休暇目的で帰国してから、状況は変わった。契約期間に関して交渉は続いているが、サンパウロ復帰で合意に達した」と報道。サンパウロサポーターからの復帰を望む声が、オスカル本人の決断に影響を与えた可能性もあわせて伝えている。
ブラジル代表の一員としてFIFA U20ワールドカップ優勝、ロンドン五輪銀メダル、FIFAワールドカップブラジル大会ベスト4という結果を残し、チェルシー在籍時にはプレミアリーグ優勝、UEFAヨーロッパリーグ制覇を成し遂げたオスカル。
公式戦で16ゴール29アシストと、中国でのラストシーズンでも結果を残していただけに、MLSをはじめブラジル国外リーグでのプレーが予想されていたオスカル。日本やアメリカから好条件のオファーが届く可能性も考えられたが、予想外の決着を迎えそうだ。
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