Jリーグ サンフレッチェ広島

森保監督と古巣J1広島レジェンドマッチ参戦。槙野智章氏に誹謗中傷相次ぐ

槙野智章氏 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島、浦和レッズ、ヴィッセル神戸、日本代表OBの槙野智章氏は12月21日、エディオンピースウイング広島で行われた広島の「レジェンドマッチ2024」でプレー。森保一監督とともにピッチに立ったが、一部から批判や誹謗中傷のメッセージが寄せられている。

 広島の下部組織出身である槙野氏は、2006年にトップチームへ昇格すると、2010シーズンまで広島でプレー。ドイツ1部ケルンへの移籍により海外挑戦を果たしたが、2012年1月に浦和へ期限付き移籍。元広島指揮官であるミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもと、主力選手として活躍した。

 この浦和移籍を巡っては、当時広島サポーターによる槙野氏への批判が相次いでいたが、同氏は引退後の2022年2月に浦和OB鈴木啓太氏との対談で真相を告白。ペトロヴィッチ監督の誘いを一度断ったことを明かしたほか、「帰るならサンフレッチェ広島と思っていた。森保さんと食事して『サンフレッチェ広島に戻りたい』と話した。けど話をした時が1月を過ぎてからだったので、チームの編成も予算も決まっている状態だった。広島から『獲得できない』と言われた」と、幻の広島復帰について語っている。

 本人の説明もあり、多くの広島サポーターから納得の声が挙がっていたが、今もなお一部から槙野氏に対する心無い言葉が。レジェンドマッチ当日、ネット上では「のこのこと広島に来る槙野に呆れる」「槙野に関しては、10年以上経っても許さない人は一生許さないだろうし、別にそう思われても仕方ない行動をしている」「槙野なんか見たくもない」「裏切り者が来るなんて…」というコメントが相次ぐ一方で、「槙野には興味ないから、もう炎上ネタは勘弁」「もう槙野の話題は止める努力をするしかない」「好き嫌いは個人の自由でいい」などと、“槙野批判”を嫌うファン・サポーターも多い。

 レジェンドマッチの1週間前、ノエビアスタジアム神戸で自身の引退試合を開催した槙野氏。日本代表戦やJリーグ公式戦などの解説を務める同氏への賛否が分かれることは往々にしてあるが、いかなる理由でも誹謗中傷は許されない。