かつて北海道コンサドーレ札幌でプレーしていたMF金子拓郎は、ベルギー1部KVコルトレイクから浦和レッズへ移籍する見込み。クロアチア1部ディナモ・ザグレブ在籍期間も含めて、わずか1年半でJリーグへ復帰するというが、その理由をベルギー国内メディアが報じている。
現在27歳の同選手は、2023年夏に札幌からディナモ・ザグレブへ期限付き移籍。初の海外挑戦ながらも、クロアチア1部リーグで1ゴール5アシストと結果を残したが、買い取りオプションの金額を巡りクラブ間交渉が決裂。OHルーヴェンなど海外複数クラブからのオファーが届く中、2024年夏にコルトレイクへ完全移籍していた。
そのコルトレイクでは、日本代表DF藤井陽也とチームメイトになったほか、札幌時代の同僚であるMF高嶺朋樹と再会。ベルギー1部リーグ11試合でスタメン出場も、11月29日の第16節KVメヘレン戦から3試合つづけて出番がない状況だ。
ベルギーメディア『Het Laatste Nieuws』は20日、金子の去就について「彼はわずか半年でコルトレイクを退団する。浦和へ移籍するが、コルトレイクは彼が間もなく日本へ帰国することを知っているため、公式戦の出場試合数がこれ以上増えることはない」と報じた。
その金子は11月19日にインスタグラムを通じて第一子誕生をファン・サポーターに報告。同メディアは「彼は最近父親になった」と妻の第一子出産に触れた上で、「妻と子供の近くにいるためにも、日本へ帰りたいと思っている」と、Jリーグ復帰に向かっている背景もあわせて伝えている。
なおコルトレイクと金子の契約期間は2027年6月まで。コルトレイク移籍前、ディナモが110万ユーロ(約1億8000万円)の買い取りオプションを行使しなかったことを踏まえると、浦和が完全移籍により獲得する場合、1億円以上の移籍金を支払う可能性が考えられる。
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