リバプールで活躍する日本代表キャプテンMF遠藤航がマウスピースを着用する理由について、UKメディア『Anfield Watch』が、遠藤が自伝『デュエル』で明かした詳細を紹介し注目されている。
遠藤がマウスピースを使用する理由は、歯の保護にとどまらないようだ。彼はドイツのシュトゥットガルトで勤務する歯科医師、宮川順充氏からの助言をきっかけにマウスピースを取り入れた。宮川氏は、かつてドイツの名門バイエルン・ミュンヘンからのオファーを断っている実力を持つ人物。遠藤はサッカーが接触の多いスポーツであることから、歯が折れるリスクを防ぐ目的で上下両顎に装着することを選んだとされる。
宮川氏との試行錯誤を通じて、咬み合わせや顎の位置を調整し、リラックスした状態で最大限のパフォーマンスを引き出せるように工夫が施されているという。遠藤自身はこれについて「力を効率的に使うことが重要だと感じた」と述べており、試合中における精神的および身体的な余裕を得るためにマウスピースが欠かせない存在になったと語っている。
また、遠藤は「歯が折れる恐怖がなくなり、1対1の局面でも全力を発揮できるようになった」と、マウスピースを通じて試合での自信やパフォーマンス向上に繋がったことを強調している。『Anfield Watch』は、この独特な取り組みが遠藤のリバプールでの活躍を支える重要な要素であると結論付けている。
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