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武田英寿が仙台移籍。浦和の育成批判巡り議論白熱!伊藤涼太郎も話題に

武田英寿 写真:Getty Images

 浦和レッズは12月18日、MF武田英寿がベガルタ仙台へ完全移籍すると公式発表。MF伊藤涼太郎(シント=トロイデンVV)と同じく、高卒で獲得した有望株がブレイクしなかっただけに、浦和の選手育成に対して厳しい意見が飛んでいる。

 現在23歳の同選手は、2020年に青森山田高校から浦和へ正式加入。2020年8月5日のYBCルヴァンカップ・セレッソ大阪戦でプロデビューを果たすと、2021シーズンにはJ1リーグ8試合でプレー。しかし、2021年7月以降はFC琉球、大宮アルディージャ、水戸ホーリーホックへ期限付き移籍。およそ2年半にわたる武者修行を経て、2024年に浦和へ復帰したが、同シーズンはJ1リーグ14試合の出場で2ゴールという結果に。地元クラブである仙台への完全移籍により、浦和を去ることになった。

 ファン・サポーターの間で以前から浦和の未来を担う有望株として期待されていただけに、同選手の浦和退団は話題に。ネット上で「武田退団は残念」「伊藤涼太郎のように、浦和を離れてから活躍しそう」といったコメントがあるほか、「武田も伊藤涼太郎と同じく、浦和で育たなかったか…」「伊藤涼太郎のように、武田も浦和退団後に化けるかも」など、伊藤との比較論も盛んになっている。

 くわえて「浦和の育成どうなっているのか?」「高卒選手を獲得しない方が良いのでは?」など、強化部に対する疑問の声も。ただ一方で、こうしたフロント批判に対して反発する浦和サポーターも。サポーター同士で批判の応酬が繰り広げられるなど、クラブの育成力にも注目が集まっている。

 武田と同じく、高卒で浦和へ加入した伊藤は、2021シーズン終了後に浦和からアルビレックス新潟へ完全移籍したことをきっかけにブレイク。移籍1年目の2022シーズンからJ2リーグ全試合出場で9ゴールをマークすると、2023シーズンにはJ1の舞台で7得点。同シーズン途中にSTVVへ完全移籍している。武田の今後の活躍を多くのファン・サポーターが願っている。