日本代表MF菅大輝はJ2降格クラブの北海道コンサドーレ札幌で主力選手だったにもかかわらず、契約満了により退団。一部でJ1覇者のヴィッセル神戸、2位サンフレッチェ広島からのオファーが報じられているが、移籍金ゼロでの流出を巡り議論が白熱。札幌所属の一部選手もクラブ幹部に反対意見を伝えたという。
下部組織時代から札幌一筋のキャリアを歩んでいた菅は、OBの河合竜二が着用していた背番号「4」を引き継ぐなど、札幌のバンディエラになり得る存在としてファン・サポーターから期待を寄せられる中、2024シーズンもリーグ戦34試合の出場で1ゴール1アシストをマーク。しかしJ2降格に伴う予算規模の縮小等もあり、三上大勝代表取締役GM(ゼネラルマネージャー)から契約満了を告げられた。
ミハイロ・ペトロヴィッチ前監督のもとJ1の舞台で結果を残し続けたほか、移籍金ゼロでの獲得が可能ということもあり、菅は2024シーズン終了後の移籍ウィンドウで人気銘柄に。報道によると、2025/26シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場を決めた神戸と広島が争奪戦を繰り広げているという。
こうした報道を受けて、ネット上では「移籍金ゼロで手放す選手ではない」「J2降格の宿命とはいえ、菅の契約満了は間違った判断なのでは?」など、クラブ幹部の判断に対する異論が噴出。“ゼロ円放出”の是非を巡る論争が再び湧き起こっている。
また2024シーズンのキャプテンである札幌所属MF荒野拓馬は、12月15日放送の『荒野拓馬のGO!GO!コンサドーレ』に出演した際、菅の退団について三上GMに「必要不可欠な戦力であるはず」などと、自身の意見を伝えたことを明かしている。この同選手の言動に「荒野キャプテンありがとう」「荒野が来年もチームを引っ張るつもりなのは伝わった」など、サポーターから称賛の声が相次いでいる。
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