リカルド・ロドリゲス監督(元浦和レッズ)招へいの柏レイソルは12月12日、オフィシャルファンクラブ「アソシエイツ」のチケット価格・年会費の改定、および一部サービスの廃止を公式発表。ファン・サポーターから否定的な声が挙がっているほか、一部から苦情も寄せられている。
クラブの発表によると、人件費や物流コストの上昇など社会全体での物価上昇の影響もあり、クラブを取り巻く経営環境はより一層厳しい状況になっているとのこと。SS指定席(メインスタンド)のファンクラブ会員価格を1人4700円から5500円に変更するなど、2025シーズンのチケット価格、ファンクラブ年会費の値上げに踏み切っている。
またクラブは「これまで前年より継続お申込みの方に限り、前年と同席ご希望の場合は、同席をご用意しておりましたが、2025年シーズンより同サービスを廃止させていただきます」と、ファンクラブ会員に案内。「年間シートをご購入される皆さまより、公平性を求める声が多く集まってきたことがございます。また、クラブといたしましても、より多くの皆さまになるべく等しく観戦を体験いただくことも大切と考えております」と理由を説明しているが、このサービス廃止がファン・サポーターの間で議論の対象になっている。
クラブ公式Xアカウントには「せめて前年同席サービスを有料オプションにしてはいかがでしょうか?」「サービス向上についてズレていませんかね」「同席購入出来ないとは、長年支えてきたサポーターのことをどう思っているのか疑問」といった注文や苦情が殺到。
「並んで応援したい仲間がいるから前年度同席を希望していたがそれなくまた今年より後ろの席になるならば更新はしない」「これについては10年以上年チケ買って来た身としては非常に残念。その席だから買っていた。たぶん継続しない」など、ファンクラブ会員終了の声も挙がっている。
サポーター歴の長いファンクラブ会員を中心に、反対意見が相次いでいる同席サービスの廃止。クラブが新規ファンの取り込みに注力している可能性も考えられるが、サポーターミーティング等を通じて会員に理解を求める必要があるかもしれない。
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