Jリーグ サンフレッチェ広島

サンフレッチェ広島退団報道。ソティリウにJリーグ他クラブ関心か

ピエロス・ソティリウ 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島所属のキプロス代表FWピエロス・ソティリウは、以前、2024シーズン限りでの退団が決定的と報じられていたが、ここに来てJリーグ他クラブからの関心が取りざたされている。

 2023年6月にキプロス国内ラジオ局『SPOR FM 95.0』のインタビューで、広島との契約期間が2024シーズン終了後までであることも明かしていたソティリウ。同選手の去就を巡っては、ギリシャメディア『スポーツドッグ』は10月31日に「ソティリウは広島と契約更新しない。すでに欧州へ戻ることを決めている」と報じていた。

 キプロスメディア『Thema Sports』も12月10日にソティリウの去就を特集。「彼は日本の友人たちに別れを告げた」と伝えた上で、「キプロス国内の複数クラブがソティリウの獲得に興味。APOELニコシアが有力候補だ」「ソティリウは欧州で新天地を探すことになるが、日本国内クラブも彼に関心を寄せている」とリポート。本人は欧州復帰を望んでいるとみられるが、Jリーグクラブが争奪戦に加わる可能性もあるという。

 現在31歳のソティリウは、ブルガリア1部ルドゴレツ時代に絶対的ストライカーとして活躍した後、 浦和レッズからの関心が報じられる中、2022年8月に広島へ完全移籍。来日1年目にYBCルヴァンカップ決勝のセレッソ大阪戦で2ゴールを挙げ、優勝に大きく貢献した。

 しかし、翌2023シーズン以降は何度も負傷離脱。2024シーズンも3月16日のヴィッセル神戸戦で左足を痛めると、7月14日のアビスパ福岡戦でも負傷交代。リーグ戦25試合の出場で8ゴール2アシストと結果を残したとはいえ、9月以降は元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアらにレギュラーの座を明け渡していた。

 なお広島にはソティリウをはじめ6名の外国籍選手が在籍。このうち、ブラジル人MFエゼキエウは怪我の治療のため9月2日に帰国しているが、同選手の代理人が2024シーズン限りでの広島退団を発表している。