Jリーグ 清水エスパルス

横浜FM・C大阪関心報道も。ルーカス・ブラガの清水退団が決定的に

ルーカス・ブラガ 写真:Getty Images

 J2優勝・J1昇格を果たした清水エスパルスは、期限付き移籍中であるブラジル人FWルーカス・ブラガの買い取りオプションを行使しない模様。ブラジル1部昇格クラブのサントスへ復帰する見込みだが、セレッソ大阪や横浜F・マリノスなどJリーグ他クラブが関心を寄せていたという。

 J2リーグ32試合のスタメン出場で8ゴールを挙げるなど、元日本代表MF乾貴士とともに攻撃陣を支えたルーカス。同選手の去就を巡っては、ブラジルメディア『iG Esporte』が11月5日に「ルーカスには日本とブラジルのクラブが関心」と、争奪戦の可能性を報道。ブラジル1部SCインテルナシオナル、クルゼイロ、アトレチコ・パラナエンセ、メキシコ1部ティグレスからの関心も取りざたされていた。

 買い取りオプションの設定額が150万ドル(約2億2000万円)とブラジル国内で報じられる中、サントスの専門サイト『Diario do Peixe』は11月25日、選手サイドの意向について「彼は清水に感謝しているが、清水に戻ることは考えていない。より競争力のあるプロジェクトを期待している」と、他クラブからのオファーを待っている可能性を報じていた。

 すると、ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのルーカス氏が、12月4日に「ルーカス・ブラガには、横浜FMやC大阪など他の日本国内クラブからのアプローチがあったが、オファーはなかった」とリポート。

 メキシコ1部トルカからの関心も伝えた上で、「サントスの取締役会は、2025シーズンに彼を復帰させることを決断した」と報道。MFディエゴ・ピトゥカ(元鹿島アントラーズ)やMFジョアン・シミッチ(元名古屋グランパス、川崎フロンターレ)らとチームメイトになるという。

 サントスは2023シーズンにクラブ史上初となる2部降格という結果に終わったが、V・ファーレン長崎からファビオ・カリーレ監督を引き抜くと、今季はピトゥカやシミッチの活躍もあり、2部リーグで優勝。1シーズンでの1部復帰を果たしたが、クラブ幹部はカリーレ監督を解任している。