北海道コンサドーレ札幌は12月1日に明治安田J1リーグ第37節サンフレッチェ広島を控える中、柏レイソルがヴィッセル神戸戦で勝ち点を獲得したことにより、広島戦前日にJ2降格が決定。今季限りでミハイロ・ペトロヴィッチ監督が退任するとみられる中、クラブOBからは現指揮官への辛辣な声が挙がっている。
就任1年目の2018年にクラブを4位に導いたほか、翌2019シーズンはYBCルヴァンカップで準優勝と、実績を残したペトロヴィッチ監督。ただMF金子拓郎をはじめ主力選手の流出が相次ぐと、今季は序盤からJ1残留争いを展開。シーズン途中にFWジョルディ・サンチェスなど外国籍選手を次々と獲得して巻き返したものの、柏vs神戸終了時点でJ1残留ラインから勝ち点7差の19位。残り2試合での逆転残留は不可能となった。
2017年7月から4年半にわたり札幌でプレーしていたジェイ・ボスロイド氏は、これまでペトロヴィッチ監督の戦術を再三批判していたが、J2降格決定直後にも言及。11月30日深夜に「誰もが私が言うことは間違っていると思ったが、ラストシーズンでこうなると分かっていた」と切り出すと、以下のように綴っている。
「私はフロントに対して、ミシャ(ペトロヴィッチ監督の愛称)は守備をしないので、本当に守備が好きなディフェンダーの獲得に投資するよう伝えた。我々は常に失点が多すぎたし、(ミシャ監督は)ディフェンダーたちに組織的に守備するための方法を訓練させたことがなかった」
「ミシャ監督には、浦和レッズから獲得した選手も含めて、お気に入りの選手がいた。『3-4-2-1』のシステムでプレーできる選手がいない時でさえ、彼は決して自身の考えを変えなかった。彼は頑固だった。すべてのものは進化しなければならないが、残念ながらミシャ監督は進化しなかった!彼は私の意見を嫌っていたし、意見の合わないことが多かった」
マンツーマンディフェンスで戦うことが多い中、今季ここまでリーグで3番目に多い61失点を喫している札幌。新監督のもと、守備面での改善を期待したいところだ。
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