フランス代表 MLS

ドーピング問題を乗り越えたポグバ、マイアミでメッシ&ベッカムと新たな挑戦か

ポール・ポグバ 写真:Getty Images

 11月15日に、ユベントスとの11月30日をもっての契約解除が発表された元フランス代表のMFポール・ポグバが、メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミへの移籍の可能性で注目を集めているようだ。

 2023年9月ドーピング検査で陽性反応が出たポグバは、当初4年間の出場停止処分が科された。しかし、その後の交渉により処分が18か月に短縮され、2025年1月からプレー復帰が可能となる見通しだ。

 この間、ポグバはトレーニングを続けながら新たな舞台への準備を進めてきたとされ、次の移籍先として元イングランド代表の英雄デビッド・ベッカム氏(2013年引退)がオーナーを務めるマイアミが有力候補に挙がっているようだ。

 ポグバとベッカムの関係は2021年にさかのぼる。当時、ポグバはマイアミでトレーニング中にベッカムと対面し、その場を自身の公式インスタグラムで「too much sauce(センスがありすぎる)」と表現。ベッカムに強い敬意を抱いていることを示していた。また、マイアミにはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも在籍しており、ポグバがこの2人とともに新たな挑戦をする未来は現実味を帯びつつあると予測されている。

 ドーピング問題やケガにより厳しい時期を過ごしてきたポグバだが、MLSでの挑戦はキャリア再起に向けた重要なステップとなるだろう。ベッカムとメッシというスターたちに囲まれ、新たな環境で輝きを放つことができれば、2018年FIFAワールドカップ優勝選手としての名声を再び取り戻すことができるかもしれない。