元レアル・マドリード(スペイン)の選手でドイツ代表でも活躍したトニ・クロース氏(2024年引退)が、将来的にマドリードに何らかの形で戻る意向をポッドキャストで示した。
クロース氏が11月13日、実弟で元プロサッカー選手のフェリックス・クロース氏(2021年引退)と共同でホストを務めるポッドキャスト『Einfach mal Luppen』で、 「今は自分のプロジェクトに集中しているけれど、マドリードとの関係は特別で、とても近い。だから将来的にクラブで何かをする可能性を完全に否定することはない」と語り、10シーズンで5度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含む22の主要タイトルを獲得したクラブへの愛着を改めて強調している。
ただ、クロース氏は「今すぐクラブの公の場に登場するのは考えていない」と慎重な姿勢を見せた。しかし、マドリードとの関係が今後再び繋がる可能性については否定しなかった。
さらに、マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が昨2023/24シーズン終了時にクロース氏へ復帰を期待するコメントを残していたことも注目を集めている。同監督は「彼が気持ちを変えるのを待っているよ」と笑顔で語っていた。
昨シーズン終了後、クロース氏は34歳で現役引退を決断。マドリードでの最後の試合となったのは、イングランドのウェンブリーで行われたCL決勝ボルシア・ドルトムント戦(2-0)だった。
そして、母国ドイツで開催された2024年UEFA欧州選手権で2021年以来の代表復帰を果たし、ドイツ代表が最終的に優勝したスペインに準々決勝で敗れた試合(1-2)が現役最後の試合となったクロース氏。以降、競技シーンに復帰することなく引退生活を送っているが、今後現場に戻る場合はマドリードという線が濃厚なようだ。
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