クリスタル・パレス所属MF鎌田大地は、11月9日開催のプレミアリーグ第11節フラム戦で一発退場。試合中に人種差別被害にあったことで注目を集める一方で、将来的な日本代表落選を予想する声も。同選手にかわる攻撃的MFとしてジル・ヴィセンテFC所属の藤本寛也を推す意見もある中、藤本本人が自身の現状について語っている。
同選手は2020年8月に東京Vからジル・ヴィセンテへ期限付き移籍すると、海外挑戦1年目から結果を残し、2022年夏に完全移籍へ移行。2023/24シーズンもリーグ戦33試合の出場で3ゴール7アシストと結果を残していた。
2024年1月にはMF守田英正所属スポルティングCPからの関心も報じられ、同年5月にはザンクトパウリの獲得候補として紹介された藤本。今季もここまでリーグ戦全11試合のスタメン出場で5ゴール2アシストと結果を残している。
この活躍ぶりがポルトガル国内で高く評価されると、9,10月度のポルトガル1部リーグ最優秀MFに選出。同国メディア『ア・ボーラ』によると、藤本は「自信があればより良いプレーができるし、よりサッカーを楽しむこともできる」と充実感を覗かせたほか、「チームメイトや監督のサポートのおかげで受賞できた。仲間からの信頼が、成功する上での土台になる」などと、クラブに感謝しているという。
一方、日本代表の攻撃的MFでは、主にMF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)が招集されている。このうち鎌田は2024年夏にパレスへ加入し、フランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督と再会したものの、今季ここまで数試合で低調なパフォーマンスを露呈。早くも現地メディアから酷評されているほか、グラスナー監督にも解任の可能性が浮上しているという。
監督交代で鎌田の序列低下、日本代表選外というシナリオも考えられるだけに、藤本のA代表初招集を期待する声は今後さらに高まりそうだ。
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