インドネシア代表は11月15日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、日本代表と対戦。かつて東京ヴェルディでプレーしていたDFプラタマ・アルハンにくわえて、元セレッソ大阪所属のDFジャスティン・ハブナーをはじめ帰化選手が10名以上招集されているが、このうちGKマールテン・パエス(FCダラス)が日本戦前に休暇をとる予定だという。
インドネシアは9月開催の最終予選で格上のサウジアラビア、オーストラリア相手に引き分け。ただ10月の最終予選では招集メンバー27名中13名が帰化選手という構成だったにもかかわらず、バーレーンに引き分けると、中国戦では1-2と敗北。2位オーストラリアから勝ち点2差も5位に沈み、かつ日本、オーストラリアとのアウェイゲームが控えているだけに、W杯本大会出場にむけてホームゲーム残り4試合での勝ち点獲得は必至だ。
インドネシアメディア『Tribun Banyumas』が7日に伝えたところによると、同国代表率いる韓国人のシン・テヨン監督は、選手に対して10日までの代表チーム合流を要求。パエスは6日に帰国しているが、「僕はまずバリ島に行って、ゆっくり休む予定だ」と語るなど、休暇を目的にチーム合流時期を先延ばしすることを明かしたという。
ただパエスはMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)の2024シーズンを終えたばかり。オランダ出身であり、NECナイメヘンやユトレヒトを経て、2022年からダラスでプレーしている同選手は、今季もFCダラスの正守護神としてリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場し、5試合でクリーンシートを達成。MLSのオールスターに選出されたほか、2024年のMLS年間最優秀セーブ賞を受賞しているが、ハードなシーズンを過ごしただけに、束の間の休息を望んでいるという。
帰化戦略に力を入れている影響で、ここ1年でメンバーの顔触れが大きく変わったインドネシア。オランダ出身の選手が多いとはいえ、連係面で不安を抱えた状態で日本戦に臨む可能性がないとは言い切れない。
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