Jリーグ 京都サンガ

京都ルーカスが思う。スペインと日本人選手の違い「ダメだと分かっていても…」

ルーカス・オリヴェイラ 写真:Getty Images

 ブラジル1部クルゼイロから京都サンガへ期限付き移籍中のブラジル人DFルーカス・オリヴェイラが、日本人選手やJリーグの特徴について語っている。

 同選手は2024年2月にクルゼイロからレアル・バリャドリードへ期限付き移籍すると、スペイン2部リーグ戦で9試合にスタメン出場。主力選手としてチームのラ・リーガ昇格に貢献したが、2023/24シーズン終了後に退団。クルゼイロでの構想に含まれない中、7月21日に京都へ加入している。

 ブラジルやスペインでのプレー経験を持つルーカスだが、日本ではここまで公式戦6試合の出場と、プレー時間が限られている状況。外国籍選手のメンバー枠を巡る争いで後れをとっている状況だ。

 ブラジルメディア『torcedores』で11月4日に掲載されたインタビュー記事によると、ルーカス本人は「自分が思っていたよりも出場機会は得られていないけど、日本は素晴らしいところだし、何も不満はない。唯一難しいのは言語だけど、他のことはかなり実践的だから、想像していたよりも生活は楽だね」と、Jリーグ挑戦を前向きに捉えている模様。外国籍選手がJリーグで成功するための必要な条件について、以下のように私見を述べている。

 「ブラジルやスペインの選手の方がテクニックで優れているけど、日本にも素晴らしい選手はいる。でも、試合全体のテンポがかなり速い。たとえダメだと分かっていても、日本の選手は走ってしまう。日本のサッカーのプレー強度はとんでもなく高いが、そのプレー強度に適応すれば、あとは伸びるけど、クオリティーの高い選手は多いね」

 Jリーグ挑戦前の経験をもとに、日本人選手の課題も指摘したルーカス。日本サッカー界がさらに成長する上で、同選手の意見が参考になるかもしれない。