ブラジル1部コリンチャンスは10月31日、FIFA(国際サッカー連盟)から補強禁止処分に。現在、徳島ヴォルティスからコリンチャンスへ期限付き移籍中であるブラジル人DFカカの去就や、Jリーグクラブの補強計画などに影響を与える可能性が考えられる。
ブラジル1部リーグ第31節終了時点で、2部降格圏ラインから勝ち点1差の15位に沈んでいるコリンチャンス。ブラジルメディア『UOL』によると、同クラブに2016年から18年まで在籍していたパラグアイ代表DFファビアン・バルブエナが、肖像権の使用料690万レアル(約1億8000万円)が未払いだとしてクラブを提訴。これを受けて、FIFAは2026年夏まで3度の移籍ウィンドウにおける補強禁止処分を科したという。
コリンチャンスでは現在、カカがセンターバックの主力選手として活躍。現在25歳の同選手は、2024年3月に期限付き移籍先のアトレチコ・パラナエンセを退団し、コリンチャンスへ加入。今季ここまでリーグ戦25試合のスタメン出場で4ゴール1アシストをマークしている。
カカの去就を巡っては、『UOL』が2024年7月にクラブ関係者の話として「彼は期限付き移籍期間終了後の今年12月にコリンチャンスへ完全移籍する予定だ」とリポート。徳島に支払う移籍金は250万ユーロ(約4億3000万円)とみられるが、ブラジル国内クラブにとって高額だ。
徳島以外にも、過去に複数のJリーグクラブがコリンチャンスと選手の取引を行っている。2024シーズン終了後にJリーグクラブがコリンチャンス所属選手の獲得を狙う可能性も考えられるだけに、補強禁止処分の影響が気がかりだ。
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