
日本代表MF遠藤航は、リバプールでの出場機会が限定。構想外報道が飛び交うなか、同クラブのスタッフから日本人選手について情報提供を求められたという。
遠藤は昨季までユルゲン・クロップ監督のもと主力選手として活躍も、フェイエノールト時代にFW上田綺世のスタメン起用に消極的だったアルネ・スロット氏の監督就任により、序列が一変。今季はここまで公式戦3試合の出場にとどまっており、プレー時間はわずか84分。本人が残留熱望を報じられる一方、リバプールが2025年1月の移籍ウィンドウで同選手を放出する可能性も取りざたされている。
日本代表のキャプテンがスロット監督から冷遇されているとはいえ、リバプールは依然として日本人選手の獲得を目論んでいるかもしれない。リバプールの地元紙『リバプールエコー』が10月14日に伝えたところによると、遠藤は9月の時点で「リバプールのスタッフから、日本人選手について聞かれることがある。『あの選手はどうなんだ?』という感じに」とコメント。選手名こそ伏せたものの、日本人選手に対するリバプールの関心を明かしたという。
また同選手は、イングランドにおける日本人選手の評価が上昇していることを強調。「イングランドへ移籍した日本人選手の評価が、徐々に高まっている印象を受けている。プレミアリーグではなく2部へ移籍する選手もいるし、若いうちからイングランドでプレーすることは、日本サッカーの発展に繋がる」と、胸を張っている。
イギリスのEU離脱もあり、イングランドでは日本人選手の獲得に動くクラブが増加。2024年夏には、リーズ・ユナイテッドがMF田中碧を迎え入れたほか、ブラックバーンはサンフレッチェ広島からFW大橋祐紀を獲得。大橋が早速イングランド2部リーグ戦で結果を残しているだけに、今後も日本人選手獲得の流れは続くものとみられる。
かつてMF南野拓実(ASモナコ)を擁していたリバプール。田中やFW古橋亨梧(セルティック)、DF板倉滉(ボルシアMG)などを顧客に持つ『CAA Base』のジョエル・パニック氏も「リバプールのスタッフは私に多くの日本人選手について尋ねてくる」と語っているだけに、日本代表クラスの選手獲得を検討しているかもしれない。
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