
元日本サッカー協会(JFA)会長の川淵三郎氏は、V・ファーレン長崎の新スタジアム「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」(通称ピースタ)や商業施設などが併設されている「長崎スタジアムシティ」に来場。福山雅治氏のこけら落としライブを満喫したことを報告した一方、Jリーグのスタジアム運営のあり方に一石を投じたことで注目を集めている。
同氏は14日にXを更新。オープニングセレモニーに出席したことを報告したうえで、「今、Jクラブはアウェーのチームを差別化しているところが多いようですが長崎は平等で、試合が終わった後100人くらい入れる家族やファンとの交流の場所も用意してあるそうです。Jリーグをあるべき姿に改善しようとする姿に感銘をうけました」と綴っている。
Jクラブのアウェイサポーター差別化に反対の姿勢を見せる川淵氏だが、ファン・サポーターからの反応を受けて「アウェーチーム差別化の反響が意外に大きかったので正直驚いています」と自信の思いを明かすと、以下のように苦言を呈している。
「えっそんな差別をしているの?ホームチームは。フェアプレーの精神はどこへいったの?アウェーチームの戦う条件を少しでも悪くしようなどとケチなことを考えるようにいつからなったの?外国の悪いところだけを真似してどうす!」
これには賛否含めて様々な意見が噴出。かつてガンバ大阪、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪などJ複数クラブでプレーした日本代表OB橋本英郎のYouTubeチャンネルでMCを務める福澤優貴氏も、「川淵さんが最近賛否両論ありそうな議論にも先陣切って口を開いてくださるので、興味深い」と関心を寄せると、「なんとなく日本のサッカー界って、英国などに比べて業界課題をオープンにディスカッションしない印象があったので、こういったトップの方々が議論の口火を切ってくださるのは凄くいい契機になると思う!」と前向きな反応を見せている。
アウェイサポーターへのおもてなしで反響を呼ぶ機会がある一方、アウェイエリアがピッチから遠い、アウェイエリアに雨風をしのぐための屋根がないなど、一部のスタジアムでホームアドバンテージが見受けられる。長崎の新スタジアムにおける取り組みをもとに、アウェイサポーターの迎え入れ方についてJリーグ全体で再考すべきかもしれない。
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