アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、10月5日に行われたプレミアリーグ第7節サウサンプトン戦で、今季公式戦初出場。84分から右サイドバックでプレーしているが、一部から冨安をはじめ複数選手の起用法を巡り、ミケル・アルテタ監督に対する疑問の声が挙がっている。
日本代表DF菅原由勢擁するサウサンプトンとの一戦では、控え要員のブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスやイングランド代表FWラヒーム・スターリングが先発出場。中盤ではイタリア代表MFジョルジーニョがスタメンに名を連ねたが、その中盤でレギュラーを張っているガーナ代表MFトーマス・パルティが右サイドバックで先発起用されたのだ。
アーセナルの専門サイト『ジャスト・アーセナル』は7日、アルテタ監督の起用法について「普段はターンオーバーに消極的」とした上で、「ジェズスやスターリングを先発出場させるという奇妙な選択をした」と分析。パルティの右サイドバックについては、「冨安がベンチ入りできるほど健康であったのに…」と疑問を投げかけ、「アルテタ監督の珍しい起用は、菅原などサウサンプトン所属選手を軽視したのだろうか?」としている。
冨安は度重なる負傷離脱により、稼働率の低さで批判を浴びることも。2024年夏にも退団報道やインテルからの関心が報じられているほか、『フットボール・トランスファー』は10月7日にレアル・マドリード移籍の可能性を報じている。
レアルは右サイドバックの主力選手であるスぺイン代表DFダニエル・カルバハルが、5日のビジャレアル戦で負傷。同ポジションの緊急補強に動くとみられるが、獲得候補のひとりとして冨安が挙がっているという。
国際Aマッチデー前のラストマッチに、ジェズスをはじめ控え要員をスタメン起用した一方、パルティに休養を与えなかったアルテタ監督。冨安をスタメン起用しなかったことにより、一部から厳しい目を向けられているようだ。
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