ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

ヴィルツ移籍レース、バイエルンが有利?レアルの動向が鍵を握る?

フロリアン・ヴィルツ 写真:Getty Images

 ドイツ1部ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンが、同リーグでライバルであるバイエル・レバークーゼンの攻撃的MFフロリアン・ヴィルツの獲得競争において優位に立っているようだ。

 ヴィルツは今2024/25シーズンの開幕から9試合で7つのゴールに絡むなど、非常に好調なパフォーマンスを見せており、欧州のトップクラブからの注目を集めている。

 現在、バイエルンが主導権を握っているとされている理由の1つに、同クラブがヴィルツ家との密接な関係を築いてきたことが挙げられている。2019年には、バイエルンの会長であるウリ・ヘーネス氏がヴィルツの父親を自宅に招き、移籍に関する話し合いを行ったと報じられた。この背景が、プレミアリーグのクラブ、特にリバプールやアーセナル、マンチェスター・シティに対する優位性をもたらしているようだ。

 一方で、スペイン1部のレアル・マドリードも同選手の獲得に強い関心を示しており、最大の競争相手とされている。特に、レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督がレアルのカルロ・アンチェロッティ監督の後任として就任した場合、アロンソ監督と深い信頼関係にあるヴィルツを連れて行く可能性が高まるのではと予想されている。しかし、現時点でアンチェロッティ監督はマドリードに留まる意向を示しているため推測の域を出ない状況だ。

 ヴィルツが求める移籍先の条件には、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝の可能性が高いクラブが含まれており、バイエルン、マドリード、シティ、そしてアーセナルが候補として挙げられている。特に、シティはMFデ・ブライネの後継者としてヴィルツを考慮しているとの情報も挙がっている。

 ヴィルツの移籍金は1億5000万ユーロ(約240億7,704万円)とされており、各クラブの動向に注目が集まっている。