日本代表は10月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、サウジアラビア代表やオーストラリア代表と対戦。メンバー発表を前に、FW浅野拓磨(RCDマジョルカ)のコンディション不良が報じられているだけに、代役としてFW町野修斗(ホルシュタイン・キール)が招集されるかもしれない。
現在24歳の町野は、湘南ベルマーレ在籍時の2022シーズンにJ1リーグで13ゴールをマーク。同年7月のE-1選手権で日本代表デビューを飾ると、カタールW杯ではDF中山雄太(現町田ゼルビア)の負傷に伴い急きょ招集されたが、同大会では出番なし。2023年3月の国際親善試合コロンビア戦を最後にA代表から遠ざかっている。
それでも2023年夏にキールへ完全移籍すると、2023/24シーズンもドイツ2部リーグ31試合の出場で5ゴール4アシストと結果を残し、チームのブンデスリーガ昇格に貢献。今季は自身初となる欧州5大1部リーグの舞台で、開幕から3試合続けてスタメン出場。9月21日の第4節VfLボーフム戦では後半34分からのプレーだったが、10分後に同点ゴールを挙げている。
森保ジャパンのストライカー陣では、FW上田綺世(フェイエノールト)がレギュラーという立ち位置であるほか、FW小川航基(NECナイメヘン)も台頭。9月の最終予選2試合では、2選手にくわえて浅野、FW前田大然(セルティック)、FW細谷真大(柏レイソル)も招集されていた。
このうち浅野は9月23日のラ・リーガ第7節レアル・ベティス戦で招集外に。以前からコンディション不良が報じられるなか、マジョルカのハゴバ・アラサテ監督は「彼は怪我をしている」と語っている。
浅野のコンディションに左右されるかもしれないが、町野やイングランド2部ブラックバーンで好調を維持するFW大橋祐紀が候補に挙がる可能性も。FW古橋亨梧もセルティックの絶対的ストライカーとして活躍しているが、森保一監督からの評価は依然として低いとみられる。
最終予選を通じて、既存戦力の連係プレー強化にくわえて、新戦力の発掘による選手層の強化も求められる森保ジャパン。ブンデスリーガの舞台で存在感を発揮している町野の招集はあるのだろうか。
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