千葉寛太(藤枝MYFC)
2022~2023の2シーズン、J3のFC今治で計19ゴールを挙げ今季は満を持して所属元の清水エスパルスで開幕を迎えていたFW千葉寛太。第8節徳島ヴォルティス戦でのスタメン出場など、5試合に出場し決定機に絡む場面もあったがリーグ戦でゴールを挙げることはできず、今夏同カテゴリーの同県クラブ藤枝MYFCへと武者修行へ出た。
加入後2試合は途中出場だったが、第25節の鹿児島ユナイテッド戦以降はスタメンに定着。ここまで9試合で2ゴール1アシストと、清水では挙げられなかったゴールも含め攻撃面で大いにチームに貢献している。今季藤枝は、開幕直後こそ4戦未勝利と出遅れたが、その後は4連勝などで勝ち点を積み上げ現在はプレーオフ圏と勝ち点2差で10位につけている。
昨季は夏にFW渡邉りょう、MF久保藤次郎といった主力の流出で苦しんだ藤枝。今夏もMF西矢健人が個人昇格でチームを離れた。しかし、千葉をはじめ複数の選手を補強しそれぞれが出場機会を得て活躍している。J2が今季で2季目となる藤枝、早くもJ1昇格に向けてプレーオフ進出を掴み取れるか。ストライカー千葉に懸かる期待もさらに大きくなりそうだ。
中島大嘉(水戸ホーリーホック)
直近5試合は4勝1敗と大きく勝ち点を積み上げた水戸ホーリーホック。シーズン序盤は4連敗の後5連続でドローゲームとなるなど勝ち点の積み上げに苦労したが、ここにきて降格圏との勝ち点差を12と広げ、ひとまず残留という点では安全圏に付けている。そんな水戸に好調をもたらす一因となっているのが、この夏の新戦力の1人FW中島大嘉だ。
188cmの長身とスピードを併せ持ち将来を嘱望されるストライカーだが、昨年は所属元である北海道コンサドーレ札幌、夏に期限付き移籍した名古屋グランパスのいずれでもリーグ戦ではゴールを奪えず、今季は心機一転J2の藤枝MYFCでシーズンをスタートさせていた。そんな藤枝でもリーグ戦のゴールは挙げられないままこの夏に水戸加入となったが、移籍後6試合で2ゴールと早速存在感を発揮。途中出場が多いながらも決勝点を挙げる活躍で、チームに勝ち点3をもたらす原動力となっている。
残り7試合、上位勢との対戦も複数残している水戸。厳しい戦いが続くなかで、残留を確定させ1つでも上の順位を目指すためにも、中島のさらなる覚醒に期待が集まる。
コメントランキング