湘南ベルマーレ所属のブラジル人FWルキアンは、9月14日開催の明治安田J1リーグ第30節アルビレックス新潟戦で一発退場。MF宮本英治を蹴りに行く行為が悪質なプレーだと、新潟サポーターなどから批判を浴びている。
問題視されているのは、新潟が3-0とリードで迎えた76分のシーン。湘南はMF田中聡がコーナーキックからボールをゴール前に放り込むも、新潟所属GK小島亨介がキャッチ。その際、主審はゴール前で顔面を抑えてうずくまっていた宮本の姿を見て、ホイッスルを吹く。
宮本はコーナーキックの場面でルキアンをマークしていたが、ルキアンに倒された後、右足で腹部を蹴られた。VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の介入、OFR(オンフィールドレビュー)でのプレー確認により、主審はルキアンにレッドカードを提示。OFR中には両チームの選手が言い合う場面もあったが、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継で解説担当の松原良香氏は「明らかに蹴っている」「ルキアンとしては、0-3というところで不満を溜めていたと思う」と述べている。
またネット上では、DAZNの中継映像を一部切り取った動画が拡散。「ルキアンの退場になったプレー酷いな」「狙ってやってるようにしか見えない」「ルキアンの悪行変わらないな」「シンプルな暴力行為」といった批判が相次いでいるほか、一部のファン・サポーターは「ルキアンのレッドはかなり悪質だったから数試合の出場停止はありそう」「ルキアンは5試合くらい出場停止でいいと思う」などと予想している。
過去にもラフプレーで批判の対象となっていたルキアン。数試合の出場停止処分となれば、J1残留争いを繰り広げる湘南にとって大きな痛手となる一方、今シーズン途中に加入したFWルイス・フェリッピにチャンスが巡って来るかもしれない。
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