
スペイン女子1部リーガF(プリメーラ・ディビシオン・フェメニーナ)で、現地時間9月13日に日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダの女子チーム(レアル・ソシエダ・フェメニーノ)をホームに迎えたバルセロナ・フェメニ。エスタディ・ヨハン・クライフで開催された同試合は、バルセロナが3‐1で勝利を飾った。
2024/25シーズンは、リーガF6連覇、コパ・デ・ラ・レイナ(スペイン女王杯)2連覇、UEFA女子チャンピオンズリーグ3連覇、さらに2季連続の3冠がかかっているバルセロナ。連覇ばかりでもはやどのくらい凄いのか分からなくなりそうだが、つまり最近の穫れる主要タイトルを総なめしているということだ。
バルセロナ・フェメニは男子チーム以上に絶対的な地位を確立しており、女子サッカーにおける欧州最強クラブという呼び声が高い。無論、これだけのタイトルを並べ立てられたら異論を唱えられる者はほとんどいないだろう。
会場は両ゴール裏にスクリーンが設置され、スタンドの各所にある売店では大小サイズのポップコーンも売られ香ばしい香りが漂っている。まるで映画館のようなお洒落な雰囲気で女性ファンの来場者が多かった。そんなバルセロナのホーム開幕戦をつぶさに観察して、連覇記録の更新を目指す今2024/25シーズンを一緒に占ってみよう。

立ち上がりからバルサが攻め続ける展開に
3,363人の観衆を集めた同試合は、いきなり8分にバルセロナのスペイン代表MFアイタナ・ボンマティが放ったシュートがクロスバーを叩く。そして27分、左クロスにノルウェー代表FWキャロライン・グラハム・ハンセンがダイレクトで合わせてバルセロナが先制した(1‐0)。
31分、ペナルティエリアのすぐ外のゴール正面で得たフリーキック(FK)は、FWアレクシア・プテジャスが蹴ると思いきやスルーすると、後方から助走してきたグラハムが直接決めて、この日2得点目(2‐0)。
62分には、右サイドからの鋭い突破からのクロスをファーサイドで受けたアレクシアに対して、後手をとったソシエダ選手がスライディングをすると主審は即座にPKの判定。そのPKを63分にアレクシアが自ら左足インサイドで落ち着いて蹴ると、GKの逆を突きゴール左側に決まった。3‐0とリードを広げると、アレクシアは交代となりベンチに退いた。
その後も攻め続けるバルセロナに対して、【4-3-2-1】のシステムで守備に追われていたソシエダも勝機を見出そうと西奔東走。そして途中出場のFWルシア・パルドが77分に得点し3‐1とした。
83分には、ゴール前で1対1の場面で、スペイン代表GKカタリナ・コルが飛び出すと左手1本で防ぐ。ピンチを招いてもお構いなしで前方に多くの人数を割くバルセロナ。途中出場のFWクラウディア・ピナはロングレンジから際どいシュートを連発し、90+2分にはペナルティエリアの外やや左から右足で巻いたシュートがクロスバーを叩いた。
結局、最初から最後まで攻め続けたバルセロナが3‐1で勝利し、リーガF2連勝で勝点6とした。ホームとはいえ、ワンサイドゲームだった。

データもバルサの圧倒的な強さを裏付け
ボール支配率は、ソシエダの40%に対してバルセロナは60%。シュート本数は、4本に対して22本。枠内シュートは2本に対して11本。データでもバルセロナが圧倒した。
立ち上がりからバルセロナが攻める展開で、圧倒的な強さを見せつけた。リードした際に守備を固めてリスクを最小化するといった戦い方は見られなかった。
「ひたすら攻め続ければ、たとえ1、2点の被弾をしても、それ以上の得点を決めて勝てる」と、踏んでいるのである。このメンタリティは男子チームとも通底している。また、相手チームとの実力差があるので、攻めることが勝利への近道で合理的だとも言えるだろう。
ソシエダは昨シーズンのスペイン女王杯決勝(2024年5月19日)の相手でもあり、この時も8‐0でバルセロナが圧勝している。
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