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パレス移籍も…鎌田大地、英語能力の低さで「メディアに勘違いされたら嫌」

鎌田大地 写真:Getty Images

 日本代表MF鎌田大地は、2024年夏にセリエAのラツィオを退団し、プレミアリーグのクリスタル・パレスへフリー移籍。ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)、アイントラハト・フランクフルトも含めて海外4か国でプレーしているが、自身の言語能力は低いという。

 「ABEMAサッカー」の公式YouTubeチャンネルでは、9月12日に鎌田へのインタビュー動画が公開。同選手がフランクフルト、ローマ、ロンドンでの生活について語るなか、話題が語学に及ぶと、「日本語以外、ちゃんと喋れるとは言えない。ドイツ語は勉強していない」と語る。

 パレス移籍で英語での対応力がより一層求められる環境に身を置いている鎌田だが、英語能力に関して「英語は人前で話せるようなレベルではない」と漏らすと、「メディアに出る時は、何か無理やりやらされることもあるけど、簡単なことしか言えない。ちょっとしたニュアンスでメディアに勘違いされてマイナスになったら嫌なので、できるだけ英語のインタビューはしないようにしていた」と、自身の発言が異なる意味で解釈されないように気を付けていることも明かした。

 さらに同選手は、ラツィオ在籍期間中にイタリア語の学習に努めたことを告白。「最後の方は冗談とかも言えるようになった」とイタリア語会話のレベルに言及した上で、語学習得に注力していた理由を以下のように語っている。

 「例えば将来スペインでプレーするとなっても、(スペイン語と)似ている部分があるので、イタリア語ができるようになればマイナスになることはないと。最初頑張って勉強していて、逆に試合に出られなくなった。イタリアまで来て試合に出られなくて、何もこの1年得られずにシーズン終わるのは嫌だと思って、せめて言語だけでも習得するとか、何かしたもがかないとなと思っていた」

 マウリツィオ・サッリ監督のもとスタメンでの出場機会に恵まれず、一時日本代表メンバーから外れるなど、ラツィオで厳しい時間を過ごしていた鎌田。複雑な思いを抱くなかでも、イタリアでの生活をポジティブなものにするための努力は怠らなかったようだ。