
9月14日開催の明治安田J1リーグ第30節で、アビスパ福岡と対戦する町田ゼルビア。ロングスローなどを駆使する黒田剛監督のスタイルに賛否が相次ぐなか、鹿島アントラーズ元監督の岩政大樹氏が独自の視点から町田指揮官を評価している。
青森山田高校の監督時代にMF柴崎岳(鹿島アントラーズ)やMF松木玖生(ギョズテペSK)など、プロサッカー選手を多く輩出し、何度も全国高校サッカー選手権大会優勝に導いた黒田氏。2023年から町田を率いると、就任1年目でクラブ史上初のJ2優勝・J1昇格を成し遂げる。そして今季もJ1初挑戦ながらも上位争いを展開している。
好成績を残す一方、天皇杯2回戦における筑波大学所属選手への批判などで議論の対象となっている黒田監督。徹底的に勝負にこだわる姿勢を選手に求めるなか、パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太によるPK直前の水かけ行為や、日本代表DF望月ヘンリー海輝によるスローイン時のタオル使用フェイクも話題になっていた。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で9月12日公開の「内田篤人のフットボール・タイム」でも、町田の戦いぶりが話題に。岩政氏は黒田監督の印象を訊かれると、横浜F・マリノス元指揮官のアンジェ・ポステコグルー氏(現トッテナム・ホットスパー監督)と話した時のエピソードに触れながら、以下のように語っている。
「ポステコグルーは『俺は20年かかって、ようやく今のスタイルができた』と言っていた。指導者をやりたいと思っていた僕に対して、『とにかく焦らずに経験を長く積むことが大事』という話をして下さった。サッカーの世界には色々なスタイルがあって正解がない。その中で黒田さんもスタイルを確立している。色々な経験や成功、失敗があって(今のスタイルに)たどり着いているので、その重さを感じる」
1994年から30年近くにわたり、青森山田高校を率いていた黒田監督。ポゼッションに拘るポステコグルー監督とは対照的な戦術を採用しているが、数多くの経験を積み重ねるなかで培われたスタイルが町田の快進撃に繋がっているだけに、周囲からもっと高く評価されていいかもしれない。
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