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日本代表とポルトガルの違いが原因?守田英正が森保監督へ訴えたワケ

守田英正 写真:Getty Images

 ポルトガル1部スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正は、9月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選初戦(対中国代表)でフル出場。AFCアジアカップ終了後の森保一監督に対する訴えで話題を呼んでいたが、カタールW杯でチームメイトだったGK権田修一(清水エスパルス)は、同選手の発言に理解を示している。

 カタールW杯でドイツ、スペインを下した一方、2024年1,2月開催のアジアカップでは、周囲の期待とは裏腹にベスト8という結果に終わった森保ジャパン。イラン戦後のインタビューで、守田は戦術面におけるチーム全体の約束事を定めるよう、森保監督に訴えるようなコメントを残していた。

 この守田の発言を巡っては、ボトムアップ方式による森保監督のチーム作りに賛否含めて様々な声が。ただ、権田はポルトガル国内クラブにおける監督と選手の関係をもとに、守田を擁護。テレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで9月3日に公開されたサッカー番組『サカろう』の出演時に、ポルティモネンセでプレーしていた経験をもとに以下のようなコメントを残している。

 「ポルトガルのクラブは、かなりトップダウン。ボトムアップで選手たちが話し合って(サッカーの形を)作るのではなく、監督が提示する。そういう環境でプレーしていると、多分求めたくなるし、僕は守田の気持ちがすごく分かる」

 なお守田本人はインターネット動画配信サービス『DAZN』で7月25日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、自身の発言内容について以下のように説明していた。

 「『もっと試合に向けて準備できるものがあったのでは』とか。詳細にもっとこだわりたかった、ということを(言った)。チーム内で起こっていることは、あまり外に出さない方が良い場合は多くて、チーム内で解決できるのであればそうだけど。僕は、ファンとか、サッカー界でいうライト層とか、色々な人たちを巻き込んで盛り上げたい」