日本代表MF守田英正は、9月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選初戦(対中国代表)でフル出場。所属先であるポルトガル1部スポルティングCPとの契約延長が進んでいないほか、本人が移籍の可能性に言及している。
現在29歳の同選手は、川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、2022/23シーズンからスポルティングでプレー。2023/24シーズンはリーグ戦29試合の出場で2ゴール4アシストと、ポルトガル1部優勝に大きく貢献すると、今季も開幕から4試合つづけてスタメン出場と、中盤で存在感を発揮している。
スポルティングとの契約延長については、ポルトガル紙『O JOGO』は2024年6月に「守田は休暇明けに2026年6月から2028年6月まで契約期間を延長する予定」とした上で、年俸が50万ユーロ(約8400万円)から80万ユーロ(約1億3400万円)、契約解除金が4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)に引き上げられる可能性を伝えていたが、今季開幕後もクラブからの公式発表はない。
そんななか、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は9月6日、スポルティング所属選手の去就を特集。守田について「直近数週間にわたり、移籍市場で注目を浴びていたため、契約延長交渉は保留中だ」と、他クラブからの関心を伝えている。
また守田本人は2023/24シーズン終了後、インターネット動画配信サービス『DAZN』制作の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演。日本代表OBの内田氏から「ずっとこのクラブにいるのか?」と訊かれると、「まあ、チャンスがあれば(移籍したい)」とステップアップ移籍を示唆。「他のリーグを知りたいと、ずっと思っている。今だとプレミアリーグがすごく勢いがあるので、すごく興味深い」と語ると、ポルトガル国内の複数メディアが同選手のコメントを伝えた上で「守田にスポルティング退団の可能性」と報じている。
MF鎌田大地(クリスタル・パレス)やDF冨安健洋(アーセナル)など、他の日本代表選手よりも年俸が低いこともあり、移籍を勧める声も多く挙がるなか、守田は今後どのような決断を下すのだろうか。
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