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浦和レッズMF本間至恩を例に批判?「何か見落としたに違いない」

本間至恩 写真:Getty Images

 かつてアルビレックス新潟に在籍していたMF本間至恩は、2024年夏にベルギー1部クラブ・ブルッヘから浦和レッズへ完全移籍。再びJ1リーグの舞台でプレーするなか、ベルギー方面から批判を浴びている。

 同選手は2022年7月に新潟からクラブNXT(クラブ・ブルッヘのセカンドチーム)へ完全移籍。加入1年目のベルギー1部リーグプレーオフで鮮烈なパフォーマンスを発揮したことにより、トップチーム定着が期待されていた。しかし、2023/24シーズンもトップチームでわずか5試合の出場と出番に恵まれず。ベルギー2部では23試合のスタメン出場で2ゴール6アシストと結果を残したが、現地で構想外報道が飛び交うと、7月に浦和への完全移籍が正式決定している。

 トップチームのクラブ・ブルッヘでプレー時間が少なかったとはいえ、2023年6月4日に行われたベルギー1部プレーオフ最終節ユニオンSG戦では、途中出場ながらも1ゴール1アシストと逆転勝利に貢献。同時にユニオンSGのリーグ優勝を阻止していた。

 ベルギーメディア『HUMO』は9月2日、ベルギーでプレーする日本人選手を特集。記事では「ベルギーにこれほど多くの日本人がいても誰も得をしない」「日本人選手とプレーするのが好きな人はいない」などと、批判的な論調で綴られているが、本間について以下のように論じている。

 「彼はクラブ・ブルッヘと2年契約を結んでいたが、トップチームでのプレー時間は短かった。しかし2022/23シーズンの途中出場がきっかけで、その歴史は永遠に語り継がれることになった。プレーオフ最終節のラスト1分。控え選手としての役割をつとめ、偶然にも得点を決め、ユニオンSGからタイトルを奪った。戦術的な話し合いの間、この日本人は何か見落としたに違いない。その後、彼は消息を絶った。この夏、彼は日本に戻った」

 なお同メディアは、9月1日開催のベルギー1部リーグ・KVコルトレイク対シント=トロイデンVVで、両チームあわせて9人の日本人選手がピッチに立ったことも紹介。「両クラブは日本人選手の戦力を最大限に活用して、東に目を向けようとしている」と綴っている。