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関根貴大、海外から復帰後に浦和でプレーし続ける理由とは?

浦和レッズ MF関根貴大 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグの浦和レッズに所属するMF関根貴大は、海外でプレーした期間(2017-2019)を挟んで今季がクラブ在籍10シーズン目。国内では浦和のみでプレーしているが、現役引退後も浦和に残りコーチとして仕事をすることを望んでいることがその理由のようだ。

 現在29歳の関根は中学生時代から下部組織でプレーした浦和への思い入れが強く、引退後円滑にコーチとして受け入れてもらうためにも長く在籍し、他のJリーグクラブでプレーしていないと、関根に近しい人物が明かした。

 関根は浦和のジュニアユース、ユースを経て2014年にトップチームに昇格。1年目からリーグ戦21試合に出場し、2年目には完全にレギュラーの座を掴む。2017年8月にはドイツ2部のインゴルシュタットに完全移籍。しかし、同クラブでの公式戦出場は1試合のみにとどまり、2018年7月にベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)に期限付き移籍。リーグ戦11試合に出場し、1ゴールを記録。その後、2019年6月に浦和に完全移籍で復帰している。

 J1第29節の町田ゼルビア戦(国立競技場)では先発出場し、37分にMF大久保智明のフリーキックを右足のアウトサイドで合わせ、今2024シーズン初ゴールを決めた関根。試合は2-2で引き分けに終わったが77分までプレーし、アウェイでの勝ち点1獲得に貢献している。

 浦和は9月1日、10年ぶりに復帰となる元日本代表MF原口元気を完全移籍で獲得したことを発表。同じ浦和ユース出身でプライベートでも交流がある原口の復帰は、関根にとってもプラスとなるはずだ。クラブの生え抜きである29歳の今後に注目が集まる。