プレミアリーグ チェルシー

人員過多のチェルシー、ベンフィカDFアラウージョを高評価?PSGも関心

トマス・アラウージョ 写真:Getty Images

 チェルシー(イングランド1部)が、ベンフィカに所属するU-21ポルトガル代表DFトマス・アラウージョ(22)の獲得に興味を持っているようだ。

 今夏にブラジル代表DFチアゴ・シウバが契約満了に伴い退団した一方で、フラムからイングランド人DFトシン・アダラビオヨをフリートランスファーで獲得したチェルシー。エンツォ・マレスカ監督のもとで構想外となっているイングランド人DFトレボ・チャロバーなどに退団の可能性が浮上している。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、膨大な選手を抱える事態に陥っているチェルシーだが、移籍市場閉幕までの今後数日間でディフェンダーが退団した場合に備えて、アラウージョを獲得高に含めているという。現時点でまだオファーは出していないが、高く評価しているようだ。

 また、アラウージョにはパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)も関心を示しているという。昨夏にフリーでインテルから獲得したスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルにアル・ナスル(サウジアラビア1部)移籍の可能性が浮上しておりその後釜としてポルトガル人DFの獲得を臨んでいるようだ。

 ベンフィカ下部組織出身のアラウージョは、2021年夏にトップチーム昇格を果たすと、ジル・ビセンテへのレンタル移籍を経験。抜群のスピードを生かした守備範囲の広さなどを武器に今季はここまでプリメイラ・リーガ3試合に出場している。