セリエA ミラン

ベナセル退団噂のミラン、今夏にフリーのラビオにオファー準備か

アドリアン・ラビオ 写真:Getty Images

 ミラン(イタリア1部)が、ユベントス(イタリア1部)を退団したフランス代表MFアドリアン・ラビオ(29)の獲得に興味を持っているようだ。

 パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)でプロキャリアをスタートさせたラビオは、2019年夏にフリートランスファーでユベントス入り。推進力のあるドリブルや高水準のキック精度を武器に昨季は負傷離脱がありながらも、セリエA31試合に出場して5ゴール3アシストを記録した。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、今夏にナイジェリア代表MFイスマエル・ベナセルにサウジアラビア行きの可能性が高まっているミランは今夏にフリーとなったラビオにオファーを準備している模様。ただ、ミランは今夏の初期段階でもラビオに関心を示していたが、選手側の求める年俸に応じる気はなかったという。

 そのため、フランス人MFヤシン・アドリにも退団の可能性が浮上しているミランはフランス代表MFを獲得にするためにユベントス時代に受け取っていた年俸700万ユーロ(約11億2000万円)よりも低い金額で説得しなければいけないようだ。

 なお、ミランはラビオとの契約に失敗した場合は日本代表DF板倉滉の同僚であるボルシア・メンヒェングラードバッハ(ドイツ1部)に所属するU-23フランス代表MFクアディオ・コネを代替案として考えている模様。同選手は今夏に開催されたパリ五輪では母国の銀メダル獲得に貢献していた。