2024年9月からFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選を戦うサッカー日本代表「森保ジャパン」。中国戦、バーレーン戦のメンバー発表会見を8月29日に控えるなか、怪我により招集見送りが濃厚なDF冨安健洋(アーセナル)の代役候補に、DF藤井陽也(KVコルトレイク)、DF渡辺剛(KAAヘント)にくわえてパリ五輪U23日本代表DF高井幸大(川崎フロンターレ)が浮上。日本代表OBが「冨安を超える逸材」として期待しているほか、森保一監督に同選手の起用を求めている。
2024年夏のプレシーズン期間中に、膝の怪我により練習試合の欠場を余儀なくされた冨安。プレミアリーグ開幕以降も公式戦全試合でベンチ外だが、英メディア『スポーツモール』は8月21日に「冨安は9月中旬までは復帰しない見込み」とリポート。最速でも9月15日開催のトッテナム・ホットスパー戦での復帰とみられるだけに、代表戦の欠場もほぼ確実とみられる。
冨安の代役候補には、ベルギー1部リーグでフルタイム出場の実績を持つ渡辺、2024年夏に名古屋グランパスからコルトレイクへ完全移籍した藤井の名前が挙がっているが、パリ五輪の舞台で好パフォーマンスを発揮した高井の招集を期待する声は大きい。
日本代表OBの城彰二氏は、27日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「パリ世代からA代表に推したい選手」にGK小久保玲央ブライアン、MF藤田譲瑠チマ(ともにシント=トロイデンVV)、FW細谷真大(柏レイソル)、高井を挙げると、川崎所属のセンターバックについて、以下のように評している。
「あの子はやっぱり伸びると思うな。彼の身長と対人の強さ。あとフィードが上手い。本当に凄いなと思うし、冨安を超えてくるんじゃないかな。サッカーをよく知っているし、ポジショニングもすごく良い。筋力的にはまだ弱い部分あるけど、そこを強化したら凄いなと思うから。森保監督はすぐにでもA代表に招集して、使えと思う」
身長192cmの高井は、2022年2月に高校2年生ながらも川崎とプロ契約を締結。2023シーズンのJ1リーグ戦で14試合に出場すると、今季はここまでリーグ戦14試合にスタメン出場するなど、守備陣の中心選手として奮闘。2024年4,5月開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選で5試合、パリ五輪本大会でイスラエル戦を除く全試合でフル出場と、国際舞台でも自身の能力をいかんなく発揮している。
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