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鈴木唯人の今夏移籍・日本代表招集は微妙か…ブレンビーでの悲惨な現状とは

鈴木唯人 写真:Getty Images

 かつて清水エスパルスでプレーしていたMF鈴木唯人は、所属先のデンマーク1部ブレンビーIFで不振に陥っている模様。9月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選での日本代表入りや、今年夏のステップアップ移籍が実現しない可能性も考えられる。

 同選手はストラスブールで出場機会に恵まれず、2023年8月に清水からブレンビーへ完全移籍。2023/24シーズンはリーグ戦・プレーオフあわせて26試合に出場して11ゴールをマーク。特にプレーオフでの活躍が目立ち、VfBシュツットガルトをはじめ多くのクラブが視察に訪れただけに、ステップアップ移籍が期待されていた。

 またデンマーク紙『Tipsbladet』は7月末、MF堂安律擁するSCフライブルクからのオファーを報道。しかし提示額が5000万デンマーク・クローネ(約11億1000万円)と、要求額の半分程度だっただけに、ブレンビーはこれを却下したという。

 欧州主要国の移籍ウィンドウ閉鎖まで残り1週間を切ったものの、現時点で移籍交渉の進展が報じられていない鈴木。しかし、今季はここまでリーグ戦6試合でスタメン出場もノーゴールと結果を残せていない。

 それだけに『Tipsbladet』は25日開催のリーグ戦後に「鈴木は今年の春とは対照的に、うまくいっていない」と日本人アタッカーの悲惨な現状をリポート。「ここ1カ月にわたりスタメン出場が続いているものの、ゴールやアシストはない。ベンチに下げるタイミングが来るかもしれない」などと、ブレンビーでの序列低下説を唱えている。

 2024年6月のW杯アジア2次予選(対ミャンマー)でA代表デビューを果たし、森保ジャパンの熾烈なポジション争いに加わった鈴木。今季開幕以降、ブレンビーで結果を残せていないだけに、日本代表落選の可能性をはじめ、同選手の今後が心配される。