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「伊東純也を離脱させたのは森保監督」田嶋元会長の発言に批判殺到

田嶋幸三氏 写真:Getty Images

 日本サッカー協会が2024年2月2日にAFCアジアカップ・カタール2023の日本代表メンバーからスタッド・ランス(フランス1部)FW伊東純也を離脱させた件について、日本サッカー協会の田嶋幸三元会長の発言が物議を醸している。

 伊東は『週刊新潮』でAFCアジアカップ・カタール2023の開催中に性加害疑惑が報じられたものの、不起訴処分となった。しかし、当時、真意が明らかになっていないにも関わらず事態を重く見た日本サッカー協会は伊東を代表メンバーから外した。8月24日、田嶋元会長がその決定は森保一監督が行ったと主張するインタビュー記事が公開され、サッカーファンから批判が殺到している。

 田嶋元会長は「(当時の対応が)二転三転したっていうことを、いろいろ言われましたが、最終的に代表選手を決めるのは森保監督なんです。私たちが特定の選手を選ぶなとか、選べとか言うことはできません」(Yahoo!ニュース特集)と、記事内で発言。

 YouTubeでこの問題を取り上げた番組のコメント欄は「田嶋は2度とサッカーに関わらせるな」、「今になって森安の責任にする元会長様www」、「まさに政治家の責任転嫁発言」、「トップが責任転嫁する組織は終わってるわ、森保も選手も可哀想」と、荒れ放題となった。

 また、同インタビュー記事のコメント欄にも「本来は1番にJFAが伊東を信用し、プレー出来る環境を守るべきだったはず」、「伊東純也に関して推定無罪の原則を無視して実質的に代表追放判断をしたのは田嶋会長ですよね?ご自身の体面を保つためでしょ?」、「スポンサーが離れるのが怖くて結局伊東選手をアジアカップから外し、最終的な権限は監督とか笑っちゃうんだけど」と、批判が殺到。

 会長職を満期で退任した元会長だが、各大会の結果を含めファンからの信頼やリスペクトは得られなかったのかもしれない。