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福岡DF負傷でファウル…G大阪OBが「山下諒也と接触なかった」と疑問

山下諒也 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第28節のガンバ大阪対アビスパ福岡が、8月24日にパナソニックスタジアム吹田で開催。2-2の引き分けに終わったが、G大阪所属FW山下諒也と福岡所属DF池田樹雷人の接触シーンにおける福島孝一郎の判定を巡り、賛否含めて様々な意見が噴出。G大阪OBからも疑問の声が湧き起こっている。

 0-0で迎えた11分、G大阪は敵陣右サイドの裏のスペースを狙ったフィードに山下が反応。池田が先に山下の前に身体を入れてボールをコントロールしようとした際、脚の故障により転倒。その直後、ゴールライン手前で山下がボールを回収し、ドリブルでペナルティエリアに侵入しようとしたところ、主審はホイッスルを吹きファウルと判定。山下は池田との接触がなかったとして抗議した一方、池田はプレー続行不可能となり、13分にDF井上聖也との途中交代でピッチを後にした。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』中継映像の一部を切り取った動画が、Xで拡散されると、G大阪サポーターを中心に「どこがファウルなんだ?」「ファウルなければ、山下がアシストしてゴール奪っていたけど…」と、福島主審の判定を非難する声が噴出。「なぜVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入しないのか?」という疑問も飛び交う一方、「怪我だから、プレーを止めることは適切な判断だったのでは?」と支持の意見も挙がっている。

 また解説を務めていたG大阪OBの橋本英郎氏は、ファウルの判定について「山下と池田の接触はなかったように見える。そういう意味ではG大阪側からしたら苦しい部分はある」と疑問を呈した一方で、「良い試合の入りをしていただけに、ちょっとかわいそうだなと思う」と負傷交代の池田を思いやった。

 福岡のフリーキックで試合が再開された時には、スタジアムがブーイングに包まれるなど、福島主審に対する不満を爆発させたG大阪サポーター。同主審に対する批判が相次いでいるだけに、日本サッカー協会(JFA)に説明を求める声も挙がっている。